太田市の歯医者 くろさわ歯科は痛みと怖さをできるだけ減らす診療を目指します。

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女性の方がむし歯になりやすい?

「歯が痛くて。むし歯かなあ?」

珍しくない会話ですね。子供から大人まで、男女関係なくむし歯になる可能性があるようにみえます。

疾患の発生頻度や発生後の経過に、男女差があることを念頭に置いて医療にあたること性差医療と言います。男女差があることを医療スタッフが把握するのはもちろんのこと、自身の身体のことですから私たちも知っておくと役立つことがあるかもしれません。今回は歯科疾患の男女差に注目してみました。

歯科疾患と聞いて皆さんが真っ先に思いつくのはう蝕。すなわちむし歯だと思います。このむし歯がある人の数を調べたところ、60代以前では明らかに女性が多いという結果が出たそうです。ちなみに、歯周疾患も同様に女性の方が多いという結果に。

これまでの研究によると、女性の方が歯を磨かないのではなく、性差による体質の影響でむし歯や歯周疾患にかかりやすいことが分かっています。女性は、口腔内の洗浄作用を持つだ液の分泌量が明らかに男性より少なく、pH緩衝作用も低くなっています。だ液のpH緩衝作用とは、食事などで酸性に傾きむし歯になりやすくなった環境を中和し、一定に保つ作用のこと。さらに、体内で最も硬い組織といわれる歯のエナメル質も、女性の方が弱くなっています。妊娠中は女性ホルモンの変化により、歯周病になりやすいことも知られていますね。

治りにくい口腔扁平苔癬(へんぺいたいせん)、シェーグレン症候群は女性に多く見られる歯科疾患です。お口の中に長引く口内炎のようなものや赤味、ドライマウスの症状がある場合は歯科医院で相談されることをおすすめします。

症状によっては切除も必要となる粘液嚢胞・鼻歯槽嚢胞も、女性に多く見られます。お口の中に不快な症状があったら我慢せず、受診してみてください。

女性の方がむし歯になりやすく、女性の方がかかりやすい歯科疾患があることも分かりました。むし歯や歯科疾患は、できるだけ早く発見し治療を始めることが、重症化を防ぐポイントです。

自覚がないままに歯科疾患が進行していることもありますので、症状がなくても口腔内をチェックしてもらえる歯科定期健診はおすすめです。