悪化してしまうと何をしていても痛いむし歯。物を食べるときだけでなく、仕事中も家でくつろいでいるときも、寝ているときでさえ痛いのは耐え難いものです。
歯科医院で応急処置を受け、痛みから解放されたときは、つくづく歯科医院のありがたさを感じますね。
しかし、むし歯の治療は痛みがとれば終わりというものではありません。応急措置が終わると、「今日は終わりですが、次の予約をとっていってください」といわれます。
このように、歯科治療では何度も通院を求められることが少なくありません。なぜ、1回で治療を終えることができないのでしょうか。
むし歯治療で何度も通院が必要となる理由の一つに、根管治療というものがあります。
根管治療って何でしょう?
むし歯菌により歯の内部にある血管や神経に感染が広がったり、炎症が起きたりしている場合、根管治療が必要になります。根管治療は、歯の根っこにあたる部分の治療のこと。むし歯菌におかされている部分を除去し、きれいに掃除をして完全に菌が除去できるまで、患部に薬を詰めて消毒を繰り返します。
通常、1回の通院では終わらず、複数回の通院が必要となります。多くの人は3回以下の通院で根管治療を終えることができますが、むし歯や通院の状況などのより、4回以上の通院が必要となる人もいます。
むし歯の応急措置で痛みがなくなっただけでは、むし歯菌を除去できていません。そのため、痛みがなくなったからといって通院をやめると、再び痛くなったり、炎症がさらに広がり周囲まで腫れてしまったりすることがあります。
根管治療をしっかりしないと、残った菌が増殖し、再び炎症を起こす可能性があります。そうなってしまった場合、再度根管治療が必要になり、状況によっては抜歯という決断をせざるを得ないこともあります。
何度も通院しなければならない根管治療。面倒に思う方もいるかもしれませんが、再発を防ぎ、歯を残すためには大切な治療です。仕事や家事・育児など忙しいと思いますが、指示された間隔を守り通院することが、自分の歯を守ることにつながります。



