食後に欠かさず歯磨きをしているのに虫歯になってしまう人と、熱心に歯磨きをしているように見えないのに虫歯になりにくい人。歯磨きを虫歯予防の一つとして考えると、矛盾しているように思いますが、実際、身の回りには虫歯になりにくい丈夫な歯を持っている人と、そうでない人がいます。
昔からよく言われるのが、「かたい食べ物は歯にいい」ということ。歯が丈夫になるとか、噛むことで脳が活性化するなどと聞いたことはありませんか?
果たして、これは本当なのでしょうか。
実は、全部間違いではないけれども、必ずしも合っているのではないようなのです。
かたい食べ物は必然と、噛む回数が増えます。繰り返し噛むことはだ液の分泌を促し、消化を助け歯に汚れがつきにくくなります。満腹中枢にも働きかけ、食べ過ぎを防止してくれます。あごの周りの筋肉が働き、脳の活性化にもつながると言われています。柔らかいものばかりを食べていると、歯槽骨はやせ細ってしまいますが、かたいものを噛むことが適度な刺激となり、骨の健康を保ちます。
評判通り、いいことばかりのように見えますね。
しかし、場合によってはかたいものを避けたほうが良いこともあるようです。
入れ歯やブリッジ、またはクラウンの素材によっては、かたいものに対応できないものもあります。無理にかたいものを噛むことで、破損や歯肉・歯の損傷につながってしまうことがあります。
また、歯ぎしりや歯を食いしばる癖を持っている方は、その刺激により少なからず歯がすり減っています。かたいものを食べるということは、歯に負担をかけることになりますので、歯ぎしりや食いしばる癖がある方は避けたほうがよさそうです。歯に、負担をかけ続けると、歯がタテに割けるように割れてしまうこともありますよ。
神経をとった歯は、神経のある歯に比べもろくなっていますので、同様の注意が必要です。顎関節症をお持ちの方も、症状を悪化させてしまう可能性がありやめたほうがよいでしょう。
これまで、かたい食べ物は良いと信じてきた方、自分のお口はかたいものに向いているのか避けたほうが良いのか、考えてみてくださいね。詳しくは歯科医院で相談してみてください。



