太田市の歯医者 くろさわ歯科は痛みと怖さをできるだけ減らす診療を目指します。

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安易に見過ごしてはいけない歯肉からの出血

歯磨きをしていて、出血した経験はありませんか?歯磨き中の出血の約9割は歯周病で他に、強すぎるブラッシングや虫歯などによる歯肉の腫れが考えられます。加えて、生命にかかわる全身疾患の症状である可能性もあり、「よくあること」で見過ごすのは大変危険です。

まず、ほとんどの出血の原因である歯周病は、進行すると歯周組織の破壊につながり、日本人が歯を失う大きな要因の一つになります。初期ならば歯垢や歯石を取り除きブラッシング指導をすることで改善が見られますが、悪化すると麻酔を使った治療が必要になることもあります。怖いのは、歯周病菌が血液に入り敗血症や動脈硬化を引き起こしたり、脳卒中や糖尿病の原因になることです。妊娠中の女性は低体重児出産のリスクが高まります。

歯肉の出血が全身疾患の症状である例として、白血病や肝硬変、血友病などがあげられます。歯肉の出血と合わせて倦怠感や発熱(微熱を含む)や身に覚えのないアザ、口内炎があったり、生理や不正出血でいつも以上の出血量だったり止まらなかったりする場合は、白血病の初期症状である可能性があります。黄疸やむくみを伴う場合は、肝がんの併発が懸念される肝硬変の可能性があります。歯肉からの出血がなかなか止まらない場合は、血友病の恐れがあります。ちょっとしたキズでも出血が止まらないことはないか注意してみてください。

さらに、歯肉からの出血に加えて、息切れしやすい、顔が青白い、鼻血が出やすい、風邪などの感染症にかかりやすいといった症状を伴う場合は、骨髄の障害が原因で血液の成分が十分に作られない再生不良性貧血の可能性があります。ちょっとしたケガで出血しやすくなり、身体の紫斑を伴うならば血小板の減少による血小板減少性紫斑病の可能性もあります。

歯肉からの出血が見られたら、まずは歯周病を疑い歯科医院を受診しましょう。歯周病ではなかった場合、他に気になる症状はないかセルフチェックをしてみましょう。そこで気づいたことがあれば、医療機関に相談することをおすすめします。