太田市の歯医者 くろさわ歯科は痛みと怖さをできるだけ減らす診療を目指します。

知っておきたい抜歯後の生活

「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という8020運動(厚生労働省と日本歯科医師会が提唱している運動)があるように、最新の技術や歯科用素材をもってしても、自分の歯に勝るものはありません。

しかし残念ながら、どうしても抜歯を選択せざるを得ないときもあります。歯周病などで歯がぐらつき回復の見込みがないときや、重症のむし歯、不具合がおきている親知らずなどです。適切なかみ合わせを確保するために、抜歯がベストと考えられることもあります。

今回は、抜歯後の生活についてお話ししたいと思います。

抜歯自体は麻酔を使用しますので、ほとんど痛みを感じないでしょう。しかし、だからといって、抜歯後、通常通りの生活をしてよいのかというと、そうではないのです。抜歯後は、口の中に傷口がある状態。抜歯後のポイントは、傷口を覆っている血の塊をとらないことと、傷口が開いてしまうようなことを避けること。

この血の塊は、皮膚にできたかさぶたのようなものですが、お口の中にあるのでドロッとしています。これをとってしまわないように、抜歯当日はうがいを避けます。食事は麻酔が切れればとっても良いとされていますが、刺激のあるものやかたいものを避けるのがおすすめです。

歯磨きは、抜歯部を避ければよいように思うかもしれませんが、その場合にも注意が必要になってきます。例えば、歯磨き粉を使用するとうがいをすることになるのでおすすめできません。お口をスッキリさせたいかもしれませんが、歯磨きガムやキシリトール配合ガムもやめたほうがよいでしょう。

傷口が開いてしまうことを避けるため、血流が良くなることは避けましょう。血流が良くなると再度、出血してしまうことがあります。抜歯当日の飲酒はやめましょう。入浴は短時間なら良いと言われることもあります。もし、ウォーキングやジョギングなどの運動習慣があっても、抜歯当日はやめましょう。

以上より、抜歯後は自宅でゆっくりするのがおすすめです。仕事や習い事など、抜歯後に予定を入れるのもおすすめできません。痛みや再出血で、それどころではなくなる可能性があります。

抜歯の部位や状況によって予後にも差がありますので、詳しくは担当の医師やスタッフに聞いてみてくださいね。