太田市の歯医者 くろさわ歯科は痛みと怖さをできるだけ減らす診療を目指します。

お歯黒はむし歯予防に一役買っていた!?

むし歯で痛い思いをしたことがある方なら、むし歯を防ぐ方法があったらぜひ知りたいと思うことでしょう。

むし歯になると、原因は歯磨き不足と考える人が少なくありません。しかし、毎日歯磨きをしていたのにむし歯になってしまったというケースも少なからずあります。そこで、今回は昔の女性たちがしていた「お歯黒」が、むし歯予防に力を発揮していたということをお伝えしたいと思います。

「お歯黒」は、昔の女性にとって、お化粧の方法の一つでした。女性のみでなく男性がすることもありました。昔の入れ歯にあたる木床義歯にも、お歯黒を施したものが資料として残っています。ムラなくキレイに黒くするのが美しいと考えられていたとか。

注目したいのは、お歯黒のむし歯予防効果。当時の人々が、むし歯予防のためにお歯黒をやっていたかどうかはわかりませんが、お歯黒にはむし歯を予防する効果があったということです。

お歯黒とは17~18歳で歯を黒く染めることにより、成人であることを表現したと言われています。酢酸に鉄を溶かしたものを歯に塗った後、タンニンを多く含む粉を上に塗ることを繰り返し黒く変色させます。他にも方法があったようですが、いずれも歯に皮膜を作るという点で、むし歯予防の効果があったと考えられています。

白い歯が基本の現代からすると、お歯黒は落とせるのかどうか気になるところですが、それなりに落ちてしまうものだったようです。お歯黒をキープするための染め直しの頻度は、毎日もしくは数日おき。お歯黒のむし歯予防効果は注目したいところですが、忙しい現代人に毎日お歯黒をするのは難しいように感じます。やはり、現代のむし歯予防は、歯磨きが基本となるでしょう。

歯磨きでは落とせないものもありますので、歯科医院で定期的にメンテナンスすることで、さらにむし歯予防となります。

歯は白い方が美しいと考える現代において、もし、お歯黒をしたら異様に映ることでしょう。しかし、むし歯予防効果があるのを知ってか知らずか、お歯黒をしていた先人たちの知恵に敬服するばかりです。